地球のステージ ありがとうの物語
を見た。
貧しい国。ストリートチルドレン。
感情が揺さぶられた。
普段は全く考えないことをいろいろ考えた。
会場は小さかったが、満員、というわけでは
なかった。
こういう映画をお金を払って見る人は少ないのかも。
見に行くとしたら、動機は何だろう。
エンタテインメントではないのは確かだ。
かといって、義務感、でもない。
見終わったあと、宿題をもらった気分になるとしても。
たぶん、知らないことを知ることは、
一種の快感なのだろうと思う。
たとえば、小説を読んでいて、予想もしていなかった展開に
やられた、と思うとき。
たとえば、とことん考え抜いた結果をボスにみせて、
全く別の観点からの指摘を受けたとき。
自分の小ささを感じると同時に、
そうだったのか、という視界がひろがる感覚、
脳細胞を結ぶ回路がつながった感じ。
そんな快感が、「知る」ことにはあるのだと思う。
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