2009年8月10日月曜日

チアチア族

文字を持たないインドネシアのブトン島に住む人口約6万人のチアチア族が、
韓国の公用文字ハングルを公式の文字として採用したという。

ハングル表記は、人工的につくられただけあって、
舌や唇の形をかたどっていたり、と合理的だから、
アルファベットを一から覚えるよりは、簡単かもしれない。

学校で教えたら、子供はすぐに覚えるのだろうな。
6万人って、少ない、と思ったが、
アイヌ語人口に比べるとはるかに多い。
さびしいけれども、
アイヌ語が消滅してしまうのは、時間の問題なのだろうな。

文字があれば、言語として生き残れる可能性はぐんと高くなるだろうから、
チアチア族にとっても、ハングル文字を普及したい人にとっても
win-win な取引なのかもしれない。

ただし、ハングル文字にFの音がないのはネックかも。
ワップルがワッフルのことだとは、なかなか気づかないのだ。

そういえば、Fは日本語にもない。V(ヴ)はあるけど。
フは、hなのかfなのかわからないね。

0 件のコメント: